横浜(神奈川)の最速157キロ右腕、織田翔希投手(3年)が15日、横浜市内の同校で進路に関する会見を開き、大学進学を含む米国挑戦を表明した。国内でプロ入りならドラフト1位確実だった剛腕がNPBを経由せずに海を渡る。

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会見を受け、プロ野球関係者はどう受け止めたか。近年、メジャーを志すアマチュア選手が増えてきたことについて、西武の広池浩司球団本部長(53)は「(メジャーに)行かせないようなルールを作るのではなく、NPBを選んでもらえるようなものにすることが大事ですし、そのことをNPB全体で考えなくてはいけないのではと思います」と私見を口にした。

同時に西武は、独自で“この先”へ備えてもいる。「西武ライオンズ海外戦略」と銘打ち、その一環で従来の米国や中米、台湾などに限らないエリアからの選手獲得を始めた。

今季は育成選手としてアフリカ・ウガンダ出身のイサビレ・ムサ・アゼッド投手(21)にチャッゼ・フレッド投手(22)、中欧のスロベニア出身のカルロス・トーバー内野手(23)がプレー。さらにシーズン中にはインドからアクシャイ・モーレ投手(22)を獲得している。

広池本部長は戦略の背景について、子どもの野球人口の減少を挙げつつ「日本人選手含め能力の高い若い選手が直接MLBに行ってしまうケースも増えてきています。いずれ、現在の競技レベルを担保できない時代が来るのではないかという危機感は、常に持っています」としている。

同時に「これまで目を向けてこなかった国にも、日本人選手ではなかなか太刀打ちできないような身体能力を持つ選手はたくさんいて、将来的な可能性を持った選手が増えていると感じています」と戦略を具体的に進めている。

実際に、ドミニカ共和国のアマチュア選手としてメジャー球団と競合して獲得に成功したフランシスコ・アポンテ内野手(17)が早くも練習で見せている高い素質には、球団内でも「日本の17歳にこれだけの素質を持った選手がいるかと言われたら、簡単にYESと言えないのでは」と称賛する声が多い。【金子真仁】