阪神1軍のシーズン終了が決まった翌日、宮崎市では若虎が目の色を変えてユニホームを汚していた。みやざきフェニックス・リーグは9試合目。四国IL選抜と互角の戦いになったが、1軍クラスがほとんどいない野手陣が最後に奮起。サヨナラ勝ちを収めた。
2年目の佐野が9回2死一、二塁から右前打。24年ドラフト同期の町田が本塁に頭から飛び込んで間一髪で得点をもぎ取った。ともに1軍未出場。危機感がにじみ出る2度目の秋だ。
セ・リーグ連覇の陰で、主力とそれ以外の実力格差が取り沙汰された。2軍からの突き上げも必須。平田2軍監督は「今は勝ち負けじゃない。課題を与えて取り組んでいる。もう来年は始まっている。戦力として自分がどうあるべきか、どういう選手にならなきゃいけないかを肝に銘じて取り組まないと」と漫然とした姿勢には注意喚起する。
19日からはドラフト1位の立石らCS出場選手が順次、宮崎に合流してくる。「CSでクライマックスで悔しい思いをしたり、結果が出なかった選手たちが来るんだろうから。ゲームが最高のプラクティス。緊張感を持ってやらんとうまくならん」とハッパをかけた。【柏原誠】
▽阪神佐野(9回にサヨナラ右前打)「シーズン中は本当にダメなところばかりが出た。そこを直すつもりで今取り組んでいます」
▽阪神町田(フェニックスリーグ好調。サヨナラ生還も果たす)「試合でしか感じられないことがたくさんある。この期間を大事にしている」



