阪神粟井一夫球団社長(62)が18日、来季は育成契約選手と球団スタッフを増員させる考えを示した。大阪市内の阪神電鉄本社で秦雅夫オーナーにシーズン終了報告。「少し全体の人数を増やしたい」と構想を打ち明け、組織拡大をにらんだ。
目的の一つは「可能性を厚くする」こと。1軍戦力になりうるダイヤの原石を多く集め、さらにチーム内競争の活性化にもつながる。今季は育成13人でスタートしたが「ちょっと絞りすぎたのかなと。私の反省になります」と頭を下げた。具体的には22日に行われるドラフト会議と外国人選手を中心にホープを見定めていく。
二つ目はファーム・リーグのよりスムーズな運営のため。「(藤川)監督は頻繁に1軍とファームを入れ替えて、育成しながら、育てながらやってくれる。その裏返しで、ファームの試合をやっていく人数がちょっと足りなそうに報告も受けていますし、見えていましたので」。窮屈な布陣になれば、慣れないポジションに就き、故障のリスクも高まる。母体数を増やすことで円滑なシーズン完走を目指す狙いだ。
選手層が増える分、球団スタッフも手厚くする。粟井社長は「アナリストさんも増やさないといけない。裏方さんも含めて当然増えていくことになる」と明言した。3、4軍を新設する可能性は否定した。あらゆる形でリーグ3連覇への“補強”を行っていく。【只松憲】



