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清原キャンプ打ち上げ引退覚悟で復活決意

厳しい表情で会見する清原(撮影・外山哲司)
厳しい表情で会見する清原(撮影・外山哲司)

 オリックス清原和博内野手(40)が28日、あらためて引退覚悟で復活をかける決意を明かした。昨夏に軟骨移植手術を受けた左ひざリハビリのため、参加していた2軍高知キャンプを打ち上げ。左ひざの状態次第では、今季を現役ラストシーズンにする可能性に触れた。「もう1度グラウンドに立つこと」を目標にするため、見切り発車となる3月20日の西武との開幕戦出場は断念する意向。野球人生をかけたリハビリは、3月1日から神戸に場所を移す。

 清原のプロ23年目の孤独なキャンプが終わった。2軍高知キャンプ最終日の練習で走った50メートルダッシュの3本目。思わず感傷的になった。

 清原「高知は(西武)ルーキー時代に初めて降り立った場所。最後の1本を走る時に思った。高知で走るのも、これで最後かなあって…。そう考えたら複雑な気持ちになった」。

 覚悟はできている。引退をほのめかしてまで、今季に野球人生をかける決意を明かした。ユニホームを脱ぐ前にもう1度、グラウンドに立つ。患部への影響から食べたいものも食べられない食事制限など、高知で「修行僧」のような1カ月を送ってきたのは、すべて復活のためだ。ただ今、一番怖いのは見切り発車。断腸の思いで、西武との開幕戦出場を断念する。

 清原「このケガは次の一撃で野球人生が終わる可能性がある。時間も必要。だから開幕に無理やり、何が何でも合わせることは考えてない。打席に立つことが先決だから」。

 左ひざにはプラスチック製で約1キロもある特製サポーターを装着。練習量も制限される中で思い通りに下半身が動かず、もどかしさもある。だが支えになっているのはファンの「清原コール」だ。

 清原「これだけ苦しい戦いも声援で報われる。とにかく1試合でも1打席でも多く打席に立つ姿を見てほしい。復帰する時はぜひ球場に来て、打席に立つ姿を焼き付けてほしい」。

 29日は神戸市内の病院で定期検査を受診。3月1日からは神戸市の合宿所でリハビリを続ける。「清原さん、来年も高知に帰って来てよ!」。車に乗り込む直前、女性ファンの叫びには口を結んだ。それが清原の決意表明だった。

[2008年2月29日9時35分 紙面から]

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