ボクシングのIBF世界バンタム級王者・西田凌佑(27=六島)が、那須川天心(25=帝拳)の挑戦を熱望した。
西田は29日、奈良県庁で「奈良県スポーツ特別功労賞」の表彰を同県の山下真知事(56)から受けた。同賞は大相撲の20年初場所で優勝した徳勝龍(現・千田川親方)以来で、ボクシング界では元WBA世界スーパーフライ級王者の名城信男(現・近大ボクシング監督)、WBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(BMB)に続き3人目となる。
知事から「初挑戦で世界王者は県民の誇りです。スポーツ関係者に勇気と感動を与えたのは間違いない」とたたえられ、初防衛戦を聞かれた西田は「次は12月ごろです」と話した。
初防衛戦は12月に大阪で予定。詳細は未定も、六島ジムの枝川孝会長(60)によると統一戦などは行わないという。ただ、この初防衛戦をクリアした後は、夢を広げる。枝川会長は「(那須川)天心と一番やりたい」と明言。西田も「できるのであればやりたい」と意欲を示した。
那須川は20日にプロボクシング4戦目でジョナサン・ロドリゲス(米国)を3回TKOで4連勝とした。試合後はベルト、そして世界戦への意欲を示し、バンタム級も視野に入れる。ただ、陣営は世界戦までキャリアを積ませたい意向。「来年」の現実味は薄いが、西田陣営はオファーがあればいつでも受ける構えだ。
久々に生まれ故郷の奈良で歓待を受けた。西田は「奈良は久々に帰るとホッとする。優しい街です」。愛する地元に、さらに大きな話題をもたらしたい。【実藤健一】

