WBA世界ライトフライ級1位吉良大弥(23=志成)が国内最速タイ記録のプロ5戦目で世界王座獲得に成功した。WBA世界ミニマム級2位の石井武志(26=大橋)は井上尚弥の1分10秒を超える国内男子の世界戦最速となる1回1分5秒でKO勝ち。世界初挑戦で世界奪取に成功した。



◆WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ


吉良大弥TKO(7R38秒)カニサレス

◆試合経過

1回

互いにオーソドックススタイルで、慎重な立ち上がり。中盤に吉良が左ボディーを繰り出し、空いたところを冷静に狙って打ち込む。後半はガードを下げ、パンチの出所を分かりづらくしながらジャブをヒット。手数でも上回った。

【ニッカン採点】吉良の10-9

吉良大弥の入場を見届ける井岡一翔(右)(撮影・河田真司)
吉良大弥の入場を見届ける井岡一翔(右)(撮影・河田真司)
1回、カルロス・カニサレス(右)を攻める吉良大弥(撮影・宮地輝)
1回、カルロス・カニサレス(右)を攻める吉良大弥(撮影・宮地輝)
1回、カルロス・カニサレス(右)を攻める吉良大弥(撮影・宮地輝)
1回、カルロス・カニサレス(右)を攻める吉良大弥(撮影・宮地輝)

◆試合経過

2回

吉良はバックステップを巧みに使いながら距離を測り、攻撃を組み立てる。ジャブを有効に使い、次の攻撃へつなげる。中盤以降は距離が縮まり、吉良の左フックがボディーを捉える。相手のパンチを空振りさせる場面もつくった。

【ニッカン採点】吉良の10-9


3回

立ち上がり、吉良がカウンターの左フックを打ち下ろし、顔面を捉えてダウンを奪う。カニサレスはすぐに立ち上がったが、吉良は焦らず攻撃を組み立てる。バックステップを巧みに使い、この回もカニサレスの空振りを誘う。最後まで足を動かし、優位に試合を運んだ。

【ニッカン採点】吉良の10-8

3回、カルロス・カニサレス(右)にパンチを見舞う吉良大弥(撮影・宮地輝)
3回、カルロス・カニサレス(右)にパンチを見舞う吉良大弥(撮影・宮地輝)
3回、カルロス・カニサレス(左)にパンチを見舞う吉良大弥(撮影・宮地輝)
3回、カルロス・カニサレス(左)にパンチを見舞う吉良大弥(撮影・宮地輝)

4回

ゴングと同時に仕掛けたのは吉良。みぞおち付近にボディーを入れる。さらに開始1分、速いワンツースリーをボディーにたたき込み、体力を削る。カニサレスもボディーで応戦。中盤以降は吉良の足が止まり、踏ん張って打ち合う場面が増える。互いに手数が減って慎重な展開となり、そのまま終了した。

【ニッカン採点】吉良の10-9


5回

吉良が立ち上がりから重心を下げ、低い姿勢で戦う。距離をコントロールし、カニサレスは攻めあぐねる展開。吉良の左フックがタイミング良く顔面を捉える。残り30秒はさらに距離が縮まったが、相手のパンチを当てさせず、優位なまま終了した。

【ニッカン採点】吉良の10-9

5回、カルロス・カニサレス(左)を攻める吉良大弥(撮影・河田真司)
5回、カルロス・カニサレス(左)を攻める吉良大弥(撮影・河田真司)

6回

カニサレスが被弾を覚悟で圧力をかける。手数も増やし、ジャブを受けても止まらずパンチを繰り出す。カニサレスのボディーに対し、吉良も左フックで応戦。吉良も打ち合いに付き合い、互いに出力を上げて激しい打撃戦となる。終盤には吉良が右をもらう場面もあり、顔面を赤くした。

【ニッカン採点】吉良の9-10


7回

立ち上がりから吉良が体をぶつけるように前へ出る。バックステップを使って距離を取ると、38秒にカウンターの左フックがさく裂。カニサレスをマットに沈め、TKO勝利を飾った。

7回、カルロス・カニサレス(左)にTKO勝利する吉良大弥(撮影・河田真司)
7回、カルロス・カニサレス(左)にTKO勝利する吉良大弥(撮影・河田真司)
カルロス・カニサレスにTKO勝利し、WBAライトフライ級新王者となる吉良大弥(撮影・河田真司)
カルロス・カニサレスにTKO勝利し、WBAライトフライ級新王者となる吉良大弥(撮影・河田真司)
カルロス・カニサレスにTKO勝利し、WBAライトフライ級新王者となる吉良大弥(撮影・河田真司)
カルロス・カニサレスにTKO勝利し、WBAライトフライ級新王者となる吉良大弥(撮影・河田真司)
カルロス・カニサレスに7回TKO勝ちし、喜ぶ吉良大弥(中央)(撮影・宮地輝)
カルロス・カニサレスに7回TKO勝ちし、喜ぶ吉良大弥(中央)(撮影・宮地輝)
カルロス・カニサレスに7回TKO勝ちし、笑顔の吉良大弥(中央)(撮影・宮地輝)
カルロス・カニサレスに7回TKO勝ちし、笑顔の吉良大弥(中央)(撮影・宮地輝)

◆WBA世界ミニマム級タイトルマッチ


石井武志KO(1R1分5秒)メンデス

◆試合経過

1回

石井がゴングと同時に前へ出てプレッシャーをかける。メンデスはクリンチも使いながらいなそうとするが、石井は圧力を緩めずスタミナを削りにいく。開始1分5秒、石井が強烈な左ボディーから右を一閃。メンデスは立ち上がることができず、石井が鮮烈なKO勝利を飾った。

入場する石井武志(中央)。左は大橋秀行会長、右は八重樫東トレーナー(撮影・河田真司)
入場する石井武志(中央)。左は大橋秀行会長、右は八重樫東トレーナー(撮影・河田真司)
1回、ウィルフレド・メンデス(右)にKO勝利する石井武志(撮影・河田真司)
1回、ウィルフレド・メンデス(右)にKO勝利する石井武志(撮影・河田真司)
ウィルフレド・メンデス(左)に1回KO勝ちし、雄たけびを上げる石井武志(撮影・宮地輝)
ウィルフレド・メンデス(左)に1回KO勝ちし、雄たけびを上げる石井武志(撮影・宮地輝)
ウィルフレド・メンデス(左)に1回KO勝ちし、雄たけびを上げる石井武志(撮影・宮地輝)
ウィルフレド・メンデス(左)に1回KO勝ちし、雄たけびを上げる石井武志(撮影・宮地輝)
1回、ウィルフレド・メンデスにTKO勝利し、喜びを爆発させる石井武志(撮影・河田真司)
1回、ウィルフレド・メンデスにTKO勝利し、喜びを爆発させる石井武志(撮影・河田真司)
1回、ウィルフレド・メンデスにTKO勝利し、喜びを爆発させる石井武志(撮影・河田真司)
1回、ウィルフレド・メンデスにTKO勝利し、喜びを爆発させる石井武志(撮影・河田真司)
1回、ウィルフレド・メンデスにKO勝利し、喜びを爆発させる石井武志(左)と八重樫東トレーナー(撮影・河田真司)
1回、ウィルフレド・メンデスにKO勝利し、喜びを爆発させる石井武志(左)と八重樫東トレーナー(撮影・河田真司)
ウィルフレド・メンデスに1回KO勝ちしWBA世界ミニマム級王者となった石井武志はベルトを掲げる(撮影・宮地輝)
ウィルフレド・メンデスに1回KO勝ちしWBA世界ミニマム級王者となった石井武志はベルトを掲げる(撮影・宮地輝)
ウィルフレド・メンデスにTKO勝利し、WBAミニマム級新王者となり大橋秀行会長(右)と握手を交わす石井武志(撮影・河田真司)
ウィルフレド・メンデスにTKO勝利し、WBAミニマム級新王者となり大橋秀行会長(右)と握手を交わす石井武志(撮影・河田真司)
ウィルフレド・メンデスに1回KO勝ちしWBA世界ミニマム級王者となった石井武志(手前)は井上尚弥(右から2人目)から祝福される。左は大橋秀行会長(撮影・宮地輝)
ウィルフレド・メンデスに1回KO勝ちしWBA世界ミニマム級王者となった石井武志(手前)は井上尚弥(右から2人目)から祝福される。左は大橋秀行会長(撮影・宮地輝)