日本相撲協会は25日、東京・両国国技館で理事会を開き、本場所入場料を全体的に見直し、来年5月の夏場所から新料金に変更すると発表した。需要と供給のバランス、座席価値の見直しを図り、109席種のうち47席種を値上げ、53席種を値下げ(9席種は変更なし等)。土日祝日の場合、人気の高い土俵近くのたまり席は5200円値上げの2万円、新たに設けた1~4列目のマス席Sは、従来の同Aよりも3300円高い1万5000円(すべて税込み、1人当たり)。一方で地方場所や平日、車いす、子ども料金などは値下げが目立った。

また8月28~30日に、入門からの年数で3つに分けて幕下以下の力士養成員を対象とした、研修会を実施することも発表された。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「親方も入り実質的な指導をする」と話した。