西前頭4枚目の藤凌駕(23=藤島)の、初めての結びの一番はほろ苦いものになった。
横綱大の里(26=二所ノ関)と初顔合わせで対戦。
突き押しが自慢の23歳は、立ち合いで思い切ってぶつかった。前に出ようと右手を伸ばしたが、大の里がすっと下がって距離をとったために、空振り。
上体が流れたところを引き落とされて、黒星を喫した。
支度部屋では悔しい気持ちを胸にしまって「上体だけでいってしまった。下からいけたら。勝ち急いだ」と口にした。
取組前は「もう前に出るだけ。それしか考えてなかった」という。
空振りとなった右の突きについては「相手のほうが動きが速い。それに対応しないとこの先はないので。これも経験だと思う。また頑張っていきたい」と口にした。
それでも最後に「足がついていかなかった。もったいない一番。もっと相撲をとりたかった」と無念さをにじませた。【益田一弘】

