秋場所の幕内優勝は、横綱大の里(26=二所ノ関)と大関安青錦(22=安治川)にしぼられた。11勝3敗で並んだ2人は、千秋楽の結びで対戦し、勝った方が優勝となる。

大の里は優勝なら6場所ぶり6度目。秋場所に限れば3連覇になる。昨年11月の九州場所で左肩を痛めた影響で、優勝から遠ざかった。今場所は12日目を終えて後続に2差をつけたが、13、14日目に連敗。安青錦と相星で千秋楽を迎えた。

安青錦は、優勝なら2場所連続4度目になる。左足の故障は完全に治っておらず、場所前の関取衆との稽古はないまま秋場所に臨んだ。4日目から3連敗したが、7日目から9連勝で盛り返してきた。優勝すれば、来場所は綱とりになる見込み。仮に敗れても、優勝に準ずる成績になるため、横綱昇進をかけた九州場所になる可能性がある。

両者の対戦成績は、大の里の4勝1敗。昨年名古屋場所の初顔合わせ以来、大の里が4連勝したが、先場所初めて安青錦が勝った。

どちらが勝っても、優勝力士の成績は6場所連続で12勝3敗。1場所15日制が定着した1949年夏場所以降1年前までは12勝以下の優勝は3場所連続が最高だった。突出した成績を挙げる力士がいない中、賜杯を抱くのはどちらになるか。【佐々木一郎】