目黒西シニア(東東京支部・城南ブロック) 投手出身の宮越俊樹監督は、つないで勝ちきる野球を目指す。5枚の投手陣は個性派ぞろいだ。「エースは副主将も務める右腕の平岡和晃。負けん気の強さが売りで、役に就いてからみんなの気持ちを背負って投げるようになりました。右には池田晄太郎と濵野佑翔もいて、これが先発3本柱。加えて中継ぎに左エースの浅見幸太郎、右サイドスローの渡辺隼羽が控えます」。

iPadを用いた動画解析など、柔軟な指導法も特色。特にこの冬は選手たちと話し合い、ピンポイントで練習を重ねてきたという。「土日以外の毎晩、選手たちはオンラインでつながり、素振り動画をアップするんです。自主的な練習ですが、連帯感も強まりました」と同監督。

主将を務めるのは“チーム一の努力家”山田遥斗(4番・二塁手)。中長距離打者で、勝負強さが売りだ。打撃陣の注目は一見采史(1番・外野手)。「年間を通して一番バットスイングをした選手」と監督も太鼓判を押す。また、今季から在籍の石田敢大は新戦力ながら5番で中軸を打つ。こちらも注目だ。「選手たちは、関東に行きたい、全国に行きたいと夢を語ってくれます。今季は無理でしたが、私もその夢に乗っかり、一緒にかなえたいですね」(同)。

30歳と若い監督は選手との距離の近さも売りだ。

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