小学4年以下が出場する「第32回葛飾区春季オレンジボール野球大会」が6月27日、東京・柴又少年野球場で決勝が行われ、東金町ライナーズが6-5で金町ジャイアンツを破り、17年ぶり2度目の優勝を果たした。

東金町は1回裏、3番齋藤歩の右前適時打で先制すると、3回は無死満塁から齋藤が左前適時打と外野手の捕球ミスの間に2点を追加。なおも無死二、三塁から4番後藤舜平の2点適時打で、この回4点。続く4回は、死球で出塁した小野志紋主将が二、三盗。相手暴投でかえり5点差。

東金町先発の齋藤は4回1失点の好投。最終5回から継投した松丸誠志(いずれも4年)が金町の反撃に遭い1点差に迫られたが、最後の打者から三振を奪い逃げ切った。

就任2年目の佐々木和浩監督は「子どもたちがよくやってくれました」と選手をたたえた。今季のテーマを「攻撃」に置いた思惑通りの試合展開に満足げ。ナインの信頼が厚い小野主将は「何としても点を取り、優勝したかった」とホッとした表情を見せた。最後に監督は「10月の都大会は1つでも多く勝ちたい」と抱負を語った。

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