日刊スポーツ評論家の宮本慎也氏が11月23日、長野県下諏訪で野球教室を開催した。小中学生合同で、約60人を相手に、基礎から丁寧に指導した。

最初はベースランニング。一塁駆け抜けの際は、真ん中の手前を踏むべきと語りかけた。一塁手の足と交錯する恐れがあるので、左足で踏むのがベター。タイミングが合わなければ右でも可。ベースを踏んだ後は右側に視線を向ける。ファウルゾーンにボールがあれば、相手が失策した証しなので、二塁に向かう。

長打で二塁へ行く際は、固定ベースであれば、体を傾けて右足でベースの側面を踏む。角を踏むよりも、ベースを利用して加速も可能になる。

新しい知識を体現できない選手がほとんどだったが、宮本氏が随所で解説することで、徐々に吸収し、習得していった。宮本氏は「今日教えたことを、1つでもいいので、意識して続けてください」と成長を願っていた。

下諏訪中の久保田大翔キャプテンは「ゴロを捕るときに、しっかりとグラブを立て、その時に右足、左足ともにカカトから入る。それを教えていただいて、本当に良かった」と高校野球で教えを生かすと話した。

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