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サッカーaiブラジル日記

サッカーaiブラジル日記

日本代表やJリーグで活躍する選手のピッチ上では知ることができない素顔を伝える雑誌「サッカーai」。ブラジルW杯での現地取材のこぼれ話や、おもしろいエピソード、感動の裏話などを紹介していきます。

ザックが自信を持って選んだ23人


 今回から、サッカーai編集部がブラジルW杯に挑む日本代表を追いかける期間限定コラムがスタート! 主にサッカーaiが得意としている(!)ファン・サポーターのみなさんが、なかなか知ることのできないピッチ外での様子を中心に、お伝えしていく予定です。

 第1回は5月12日に行われたブラジルW杯メンバー発表記者会見の様子をご紹介しましょう。

 予定通り14時から始まった会見が終了したのは15時5分ころ。1時間以上にわたってザッケローニ監督は、記者からの質問にたっぷりと答えました。やはりザッケローニ監督から選手の名前が読み上げられる瞬間は、会場が独特の緊張感でいっぱいに。報道陣から「お~っ!」という声が一番上がったのは、やはり大久保嘉人選手の名前が呼ばれたときだったと思います。

 「メンバーを23人に絞るのは難しい作業だった。なぜなら23人以上、ブラジルに行くに値する選手がいたからだ」と、最後まで悩み抜いた上で、ザッケローニ監督が自信を持って選考したブラジルW杯メンバー。

 10年夏の就任以来、これまでに11年アジア杯に始まり、アジア最終予選、コンフェデ杯、東アジア杯、そして23試合のフレンドリーマッチを戦ってきたザックジャパン。さらにザッケローニ監督は4年をかけて、ブラジルW杯のメンバーを決めるために230以上の試合を視察してきました。その上で決定した23選手に「最高のチームが今手元にある。このチームであれば最高のプレーを見せることができる」。

 選考にあたり悩んだというポイントの1つがボランチの選手の人数。ボランチを1人多く選択すれば、その分ディフェンスもしくは攻撃的ポジションの選手を1枚削ることになってしまいます。「メンバーリストを見ていただければわかる通り、攻撃の選手を多く選びました。ブラジルで日本らしいサッカーを見せるには、これが正しいのではないか」とザッケローニ監督が話していましたが、これまでのフレンドリーマッチなどと比較すると、攻撃的なポジションにより多くの選手が選ばれるという結果になりました。

 そこにはブラジルW杯という大舞台であっても、相手に合わせるリアクションサッカーではなく、あくまで自分たちが主導権を握りたいというザッケローニ監督の意図が。「選手たちにはW杯であっても、相手のことを気にするのではなく、自分たちのことを一番に考えてサッカーをすることを望みたい。対戦相手へのリスペクトは必要だが、おびえることはない。臆することなく挑んでほしい」。

 ザッケローニ監督はときどき、イタリアのことわざを例えに使って私たちに説明をしてくれることがあるのですが(そして、それは時に日本のことわざにはない表現だったりして、「難しいな……」と言いながらも、そのたびに矢野通訳が丁寧に説明をしてくれるのです)、今回は「グラスの半分ほど水が入っているとする。それを『半分しか入っていない』と捉えるのか、『半分も入っている』と捉えるのかはその人次第」という言葉を何度か引用。けがで戦線を離脱していた長谷部誠選手、内田篤人選手、吉田麻也選手のコンディションについて問われたザッケローニ監督は、「状況は物事をどう捉えるかで変わってくる。私はW杯までの3試合で、十分に彼らのコンディションを高めることができると思っているし、考え方次第ではたくさんの休み時間が彼らにはあったといえる」と話しました。

 まずは来週から国内での合宿がスタートします。全員が揃うのは、所属チームのスケジュールの都合で合宿開始日から2日ほど遅れることになりそうですが、すでにどのタイミングでフィジカルコンディションと戦術理解を高めていくのか、プランは作成済み。この半年の間、候補選手合宿を除けば今年3月の3日間しか活動時間がなかっただけに、まずは全員でこのチームのコンセプトをおさらいするところからのスタートになります。合宿の様子ももちろんたっぷりとお届けしていきますよ。どうぞお楽しみに!(サッカーai編集部)

















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