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サッカーaiブラジル日記

サッカーaiブラジル日記

日本代表やJリーグで活躍する選手のピッチ上では知ることができない素顔を伝える雑誌「サッカーai」。ブラジルW杯での現地取材のこぼれ話や、おもしろいエピソード、感動の裏話などを紹介していきます。

GK西川周作 初のW杯へ意気込む


 5月12日のブラジルW杯メンバー発表記者会見の後、編集部はすぐに埼玉へ移動。西川周作選手(浦和)の記者会見に行ってきました。いつも通りの「周作スマイル♪」を見せながら登場した西川選手。「選ばれて光栄に思っていますし、やっとスタートラインに立つことができました。これからブラジルW杯でどうやってゴールマウスを守るかを考えながら、日々トレーニングを続けて大会に臨みたいです」と、力強く話していました。会見では、記者から「おめでとうございます」と声がかけられ、そのたびに「ありがとうございます!」と一人ひとりに笑顔で返答。いつも礼儀正しい、西川選手らしい姿でした。

 西川選手にとっては今回が初めてのW杯。「10年南アフリカW杯で落選したときから、ブラジルW杯では絶対にメンバーに入りたいと思ってJリーグで頑張ってきた」と、この4年を振り返り、「広島では2連覇をして、今年浦和に移籍しました。毎年目標に掲げてきたことを成し遂げて、有言実行できているという充実感があります」。

 日本代表メンバーには、同じ大分の育成組織出身の清武弘嗣選手(ニュルンベルク/ドイツ)、さらに大分時代に共にプレーした森重真人選手(FC東京)も選出。そのため地元メディアも駆けつけていたのですが、それには西川選手も驚いた様子。「やはり2人には特別な思いがあります。大分県の方の思いも背負って一緒にブラジルで戦いたいです」と話していましたが、会見前には清武選手から連絡が来たそうで、「彼自身も、本当に良かったと安心したようです」と教えてくれました。

 W杯メンバーに選ばれたGKは3人。「(川島)永嗣さん(スタンダール・リエージュ/ベルギー)は本当に素晴らしいGKで、学ぶことがたくさんある。ゴンちゃん(権田修一/FC東京)も含め3人で良い関係を作れていると思います。自分ができる限りのことをして、試合でどんな役割を任されても、それを全うしていきたい」。会見の中で「ブラジルのピッチに立つ」と、何度も口にしており、第2GKに甘んじるつもりは全くありません。「フィードやビルドアップへの参加等、攻撃の起点になるプレーを見てほしい」と、自らの持ち味を生かして、試合出場に向けてここからアピールを続けていきます。

 最後に行われた写真撮影では真剣な表情や笑顔など、さまざまなポーズを求められていましたが、どんな要求にも丁寧に応じて、終始和やかな雰囲気で会見は終了しました。

 17日(土)はリーグ戦中断前のラストマッチ。浦和はホームにC大阪を迎えます。西川選手の活躍もあり、浦和は現在リーグ戦最少の9失点。「5試合連続で無失点に抑えられれば気持ちがいいですし、ホームでシャットアウトできればいいですね」。良い流れでW杯に臨むためにも無失点勝利を目指します!(サッカーai編集部)

















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