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OGGIの「毎日がW杯」

OGGIの「毎日がW杯」

荻島弘一(おぎしま・ひろかず):1960年(昭35)東京都出身。84年に入社し、スポーツ部勤務。五輪、サッカーなどを担当して96年からデスク。出版社編集長を経て05年から編集委員として現場取材に戻る。

トロフィーの名前からW杯/よもやま話


 世界最大のスポーツイベントと呼ばれるW杯(ワールドカップ)。1930年に始まって今年は20回目だが、呼称としての「W杯」の歴史は意外と浅い。当初は「世界選手権」と呼ばれたが、46年の国際サッカー連盟(FIFA)総会で新たな名称を検討。当時の優勝トロフィーから「ジュール・リメ・カップ(杯)」が正式名称に決まった。

 70年大会でブラジルが3度目の優勝を果たし、ジュール・リメ杯を永久保持。74年大会からの新しいトロフィーが「ワールドカップ(杯)」だったため、これが正式名称となった。06年以降は、FIFA主催の年代別大会や女子大会も、すべて「W杯」が正式名称として使われている。

 ちなみにワールドカップを新聞などで「W杯」と表記するのは、少ない字数ですむことが理由。オリンピックを「五輪」とするのと同じだ。日刊スポーツでも、初めて特派員を出した70年大会は「ジュール・リメ杯世界選手権」。74年大会で「ワールド杯」とし、78年大会から「W杯」が使われている。「ワールドカップをWCと略すとトイレと間違えるから、W杯にした」というのは面白いけれど、事実とは少し違う。【荻島弘一】

















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