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舞踊界の巨人、M・ベジャール氏が死去

 「二十世紀バレエ団」を率い、舞踊界の巨人と呼ばれたフランス出身の振付家、モーリス・ベジャール氏が22日、スイスのローザンヌで死去した。80歳だった。スイスのメディアなどが伝えた。死因は明らかにされていないが、心臓や腎臓を患い今月中旬から入院していた。

 1927年、フランス・マルセイユ生まれ。14歳でバレエを習い始め、大学で心理学や美学などを学んだ後、ダンサーへの道を選んだ。

 55年、「孤独な男のためのシンフォニー」を発表して振付家として活動を開始。59年、ベルギー・ブリュッセルで「春の祭典」を成功させ、翌年、同地で「二十世紀バレエ団」を結成した。「ボレロ」はジョルジュ・ドンらのダンサーによる名演で世界的人気を集め、映画「愛と哀しみのボレロ」でも取り上げられた。

 「忠臣蔵」のストーリーをバレエ化した「ザ・カブキ」や、インドでの体験を基にした「バクチ」など東洋文明から触発された作品も多く、精神性、官能性が一体となって大きな広がりを感じさせる作品の数々は舞踊界に大きな影響を与えた。

 87年、本拠地をスイスに移し、バレエ団を「ベジャール・バレエ・ローザンヌ」と改称。たびたび来日して日本のファンにも親しまれた。勲3等旭日中綬章、京都賞などを受けた。

[2007年11月22日21時24分]

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