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恐喝疑惑で中田カウスらに事情聴取

 吉本興業の中邨秀雄元会長(75)に対する恐喝疑惑をめぐり、漫才師中田カウス(58)吉野伊佐男社長(65)らが、大阪府警捜査4課から任意で事情聴取を受けていたことが21日、分かった。関係者によると、この日午前から、カウスの聴取が行われ、前日までに吉野社長も事情を聴かれたという。同課は今後も関係者から順次聴取し、立件の可否を判断する。

 今年3月下旬の週刊誌報道から約8カ月。恐喝疑惑の渦中にあったカウスがこの日午前、府警捜査4課から出頭を求められ、任意で事情聴取に応じたようだ。カウスの自宅近くの住民によると、この日朝、マネジャーと見られる人物が、自宅近所の様子を確認に来ていたという。

 前日までに、吉野社長の聴取も行われており、この日夜、吉本興業は「当社といたしましては、首尾一貫して当局への協力を約しております。当局への協力を行う関係上、一切のコメントを差し控えさせていただきますことをご理解ください」とコメントした。

 同社は、捜査協力への姿勢から聴取の事実は認めていないが、ここ数日、同社幹部社員複数が、大阪市中央区の本社に姿を見せており、今年初めからの“お家騒動”が1つの新局面を迎えた。

 一連の騒動は今年3月下旬、週刊誌報道から泥沼化。7月末に吉本が公表した調査報告書によると、04年2月、中邨氏は同社の会長を務めるかたわら、子会社である吉本音楽出版の代表取締役を兼任しており、04年までの数年間に渡り、別企業を介して不正支出があったとみられ、カウスは創業家の林家からの依頼で、この金銭の回収を任されたという。

 恐喝疑惑は、この時、カウスが中邨会長を脅し、回収額の一部を手にしたというものだった。ただ、当時、カウスに回収を依頼したとされる林裕章前会長はすでに亡くなっており、今春以降、カウスと林家の間で泥仕合に発展。創業家一族で裕章氏の妻、林マサさんが、カウスを週刊誌上などで批判し、カウスも中邨会長から数千万円を回収し林元会長に渡した際、報酬数百万円を受けたが、それは「返した」などと語っていた。

 ただし、そもそもはカウスが中邨氏との交渉の際、暴力団関係者の名前を出した“恐喝疑惑”をのぞけば、カウスよる金銭の回収行為は「吉本の会社業務だった」との見方もある。このため、立件が成立するか否か、微妙な状況にあるのも事実。今後は別件での捜査が進んでいるとの情報もあり、新たな展開に注目が集まる。

[2007年11月22日8時17分 紙面から]

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