立憲民主党の小沢一郎衆院議員は25日までに、自身のツイッターを更新し、岸田文雄首相がウクライナを訪問した際、ゼレンスキー大統領に地元広島の名産品「必勝しゃもじ」を贈ったことについて「戦地に、これを持っていく感性は本当に重症である」などと、厳しく批判した。

必勝しゃもじに関する報道を引用した上で「戦争当事国に『必勝しゃもじ』を持っていく日本国総理。日々の爆撃で人々が残酷に殺され、多くの人が生きるか死ぬかの状況に苦しみ、食べるものにもことかく戦地に、これを持っていく感性は本当に重症である。更に問題は秘書官など周りの誰も止めないということである。この国の危機管理の問題である」とつづり、首相周辺の判断にも疑問を呈した。

小沢氏は23日にも、ツイッターに「多くの命が犠牲となる戦争というものの本質を、全く理解していないからこそ、このような無神経なことができる。言葉も無い。戦争をまともに理解できない人物が、防衛費を倍増。総理をやってはいけない人」と記し、岸田首相の資質を厳しく批判している。

岸田首相の「必勝しゃもじ」贈呈には、野党から批判の声が相次いでいるほか、SNS上にも批判的な意見が寄せられている。