連載「鳥海高太朗の静岡深掘り」第25回は、10月1日デビューする、東海道・山陽新幹線の最上位クラス「スプリームクラス」を紹介します。
月1回、航空・旅行アナリスト鳥海高太朗氏(48)が、静岡に関する身近な話題を分かりやすく解説。お得な情報もお伝えします。
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いよいよ10月1日にデビューする東海道・山陽新幹線個室「Supreme Class(スプリームクラス)」。完全個室の「Supreme Class Cabin(スプリームクラスキャビン)」と半個室の「Supreme Class Seat(スプリームクラスシート)」の2種類があり、半個室は2027年度中にサービス開始予定。まずは「スプリームクラスキャビン」のサービスが開始される。私はサービス開始前に、東京から京都まで乗車取材をさせてもらった。
ワクワクした気持ちで、個室に交通系ICカードやQRコードで解錠して入室すると、そこは別世界。自分だけのプライベート空間になるのだ。早速座ってみると、グリーン車に比べても高級感のあるシートでとにかく広い。最大130度までリクライニングでき、ゆっくり眠って休息の時間に充てられる。
個室での時間をより快適にしてくれるのが、照明の色や明るさの調整だ。シート横のタブレットには「ビジネス」「リラックス」「おやすみ」など、場面に合わせた設定が用意され、状況に応じて使い分けられる。オンライン会議や携帯電話での通話も可能で、周囲を気にせず新幹線車内で過ごしたい人には最高だ。5G対応の透明ガラスアンテナを使った専用Wi-Fiもある。タブレットではリクライニング、空調、シートヒーター、ヘッドレスト部分に搭載した「シートスピーカー」なども操作できる。個室は2室あり、7号車は1席のシートと向かい側のソファで最大2人が利用でき、10号車は1人専用だ。
ウエルカムサービスで飲み物とお菓子が提供されるほか、限定の飲み物や軽食もタブレットで注文可能。個室の予約はエクスプレス予約とスマートEX限定。エクスプレス予約の東京~静岡間の料金は、7号車が3万30円(1人利用時)、10号車が2万430円。7号車を2人で使う場合、同行者は乗車券・特急券(自由席でOK)が別途必要。発売は1カ月前からだ。
「スプリームクラス」が設定される東海道・山陽新幹線は、毎日固定で投入される場合と当日朝に決まる場合に分かれる。JR東海によると、毎日固定で投入されるのは「のぞみ」4往復、「ひかり」1往復、「こだま」1往復の計6往復で、対象の「のぞみ」「ひかり」は静岡県内に停車せず、静岡県内から乗車する場合は「こだま」の1往復を狙うことになる。下りは東京駅を午後2時27分に発車する「こだま833号」名古屋行きで静岡県内では熱海駅(同3時13分発)、三島駅(同25分発)、新富士駅(同37分発)、静岡駅(同52分発)、掛川駅(同4時08分発)、浜松駅(同23分発)で、名古屋駅に同5時06分に到着。上りは「こだま854号」で名古屋駅を同8時46分に発車し、浜松駅(同9時35分発)、掛川駅(同48分発)、静岡駅(同10時04分発)、新富士駅(同21分発)、三島駅(同33分発)、熱海駅(同41分発)で東京駅に同11時24分着。景色を楽しむなら下りがおすすめだが、実は当日の朝5時30分に追加される「スプリームクラス」設定列車があり、これを狙うのがおすすめ。当日決定の列車は同5時30分から「エクスプレス予約」と「スマートEX」で発売されるので、静岡県内停車の新幹線を狙いたいところだ。

