相模原ラグビースクール(神奈川)が、1月13日に埼玉・熊谷で行われたヒーローズカップ関東大会で勝ち上がり、今月23、24日に日産スタジアムで行われる決勝大会(全国から小学生16チーム出場)の切符を得た。3年ぶり3度目の決勝大会で、初優勝を目指す。

相模原RSにはキラリと光る女子がいる。スクラムハーフ山本梨月(リヅキ=6年)だ。父は三菱重工相模原でプレーしたバリバリのラガーマン。「今も格好いい」と自慢する大好きな父の影響で、3歳から楕円(だえん)球に親しんだ。スクリューパスの質は左右ともに文句なし。配球のテンポも判断も良く、チームの攻撃を加速させる。

将来の目標は「日本代表になって、世界で有名になることです」とキッパリ。斉藤源輝キャプテン(6年)が「パスが伸びて、頼りがいある」と言えば、山口凰臥(5年)は「キックがえげつない」と、山本の存在感の大きさを指摘する。「目標は日本一」と言う決勝大会は、山本リヅキ物語の序章になりそうだ。