6月1日のアユ釣り解禁を前に栃木・那珂川と山梨・桂川では25日、特別採捕(試し釣り)が行われた。

約2万匹の試験放流分の成育調査も兼ねた那珂川では、黒磯地区の河畔公園、晩翠橋、新晩翠橋で午前9時から2時間行われた。10・80~16・8センチが合計35匹掛かった。平均は14・97センチ(33・95グラム)、最大は河畔公園で、48・1グラムあった。「水量が安定して豊富で、水温も比較的安定している。アカ付き良好で、ハミ跡も確認し、石の底をなめている感じだった」(那珂川北部漁協)。

桂川は午前8時から2時間、上野原、猿橋、大月など9地区で行われた。計230匹が上がり、最大19・5センチ(70グラム)は大月地区の高月橋周辺で掛かった。平均は17・3センチ(48・2グラム)。昨年が16・4センチ(40・9グラム)だったから、全般に大きい。「解禁時には20センチ級も期待できる」(桂川漁協)。

どちらも順調に解禁を迎えられそうだ。