千葉・金谷「光進丸」(岡澤裕治船主=45)で6日、がまかつフィールドテスター田中義博氏が主宰する「カワハギスキル向上委員会」に参加し、記者の疑問をぶつけた。

記者がはまりつつあるのがカワハギ釣りだ。これはテクニカル故にスキルの差が釣果の差に出る、ある意味残酷さもある。だが、その分釣れれば「釣れちゃった」ではなく、「釣った」感が強いのが記者にとっては魅力だ。

記者の疑問は、カワハギ釣りにおける「縦の釣り」と「横の釣り」の違いと、それぞれがどんな場面で有効なのかだ。田中氏は「縦の釣りは基本的にオモリが底から浮いたフルテンションの釣り」とし、そのメリットに「岩場や魚礁などで有効。また、その状態で感じる違和感を目感度、手感度でキャッチできるのこと」を挙げた。

一方、「横の釣りは、基本的にオモリが底に着いた状態。これはキャストしてオモリが底についてゼロテンションでも、仕掛けにオモリを打っても同様です」と説明した。そのメリットは「活性が低いときや潮の流れが速いときにいい」という。その理由は「まず活性が低いと魚は底にいるのでアプローチしやすい。また、潮の流れが速い時に縦の釣りだと、どうしても仕掛けが吹け上がってしまうが、オモリを下においてラインを斜めにできれば魚へのアプローチが可能になります」とした。

つまり、カワハギの活性が高いときは「縦の釣り」、低いときは「横の釣り」が有効となりそうだ。

田中氏自らの釣り方は「縦の釣りをメインに組み立ててしまいます」という。「基本的にゼロテンションで、仕掛けのテンションが抜け切った状態でもゼロテンションですが、縦の釣りをしたいのでどんどん上を狙ってしまいます。高さを出す釣りができれば手返しも、アタリのキャッチも速くできますから」。

また、初心者にはオモリで底をトントンして、時折ゼロテンションで待つ釣り方を推奨した。「オモリが底に着いた時はゼロテンションで、底を切ったときは縦の釣りになります。カワハギが最も餌を吸い込みやすいのは、口が下を向いている姿勢です。底をトントンして誘い、オモリが着底したときにゼロテンションで待てば、餌は遅れて下りて来ます。上から見ていたカワハギがこれ食おうとすれば、口が下を向いて吸い込みますよね。これが最もアタリを出しやすい釣り方になります」と教えてくれた。

「カワハギスキル向上委員会」は3人で構成され、最低年に1度は3人でカワハギ釣りをし、それぞれのスキルを高め合うというのが趣旨。メンバーは「がまかつカワハギ釣り大会2023浦安会場」覇者の大下晶弘さんと加賀谷匠さん。この日、加賀谷さんが27匹でサオ頭獲得。大下さんは24匹、田中氏は20匹で、船中20匹以上はこの3人のみ。記者は何とかつ抜けの12匹で、当然だがスキルの差は歴然だった。

    【川田和博】

この日の模様は、ユーチューブ動画「ニッカン釣りちゃん」で後日公開する。