「夏休み親子釣り教室」が先月、東京都品川区の「旗の台つりぼり店」で行われた。近所の小学生とその保護者ら12組29人が参加した。釣りは、ほとんどが初めて。フィッシング・コーディネーターで元バスプロの茂手木祥吾さん(50)に教わりながら、銭湯の湯船を改造した水槽に放たれているコイの引きを楽しんだ。今回はこのほか、「夏の思い出」になりそうな沖釣りも紹介しよう。【取材・構成=赤塚辰浩】

今回の教室に参加した皆さん
今回の教室に参加した皆さん

★自分なりの工夫を

「釣れたよ!」。会場内に子どもたちの歓声が響き渡った。子どもが母親の釣ったコイをタモですくう。見事な連係プレーを見せてくれた。初心者用の男湯には20センチ前後の小型がいる。腕に覚えのある人用の女湯には最大60センチ、2キロはありそうなコイが待ち構えている。どちらかを選び、サオを出す。

コイが釣れて思わずママもニッコリ
コイが釣れて思わずママもニッコリ
コイが釣れて思わずニッコリ。ママは撮影役
コイが釣れて思わずニッコリ。ママは撮影役
コイが釣れて思わずニッコリ
コイが釣れて思わずニッコリ
コイが釣れて思わずニッコリ
コイが釣れて思わずニッコリ

それぞれの水槽に合わせたノベザオと仕掛けが用意してある。練り餌を使ったウキ釣りで、ウキ下も調整してあり、針先の返しもないからすぐに外せる。

釣り開始の前に茂手木さんが一通り、レクチャーした。「練り餌はグリーンピース大になるよう、自分で練ってください。少し湿っているので、回数を多めに練るといいでしょう。針先は隠します。サオのしなりを利用して仕掛けを振り込みます。ウキは魚からの信号。針に掛かったらスーッと沈んだりします。食ったと思ったら、軽く手首を返してサオのしなりでやりとりしながらコイを浮かせ、水面に見えたら一歩下がってタモを入れます」。

子どもたちを指導した茂手木祥吾さん
子どもたちを指導した茂手木祥吾さん
コイが釣れてみんなでニッコリ
コイが釣れてみんなでニッコリ

なかなか教えてもらった通りにできず、何度もすっぽ抜けたり、餌がなくなっていたりもした。飽きた子もいた。釣れないからと、練り餌を梅干しの種ほどの大きさにする子もいた。「自分なりにいろいろと考えて工夫し、やってみることが大事なんです」(茂手木さん)。結果的には教えてもらった通りにやっていた子どもたちの方がよく釣れていた。

コイが釣れて思わずニッコリ
コイが釣れて思わずニッコリ
コイが釣れて思わずニッコリ
コイが釣れて思わずニッコリ

この教室は今年で4回目。地元の新聞販売店「ASA武蔵小山」(西山信之介所長)と、同店の区域内にある「旗の台つりぼり店」の柳田久光店主、日刊スポーツがコラボしている。思い出作りだけではなく、釣りを通して「どうやったら釣れるか考える(基本の復習)」「人の話をよく聞く」「ルールやマナーを守る」などの、課外授業の面もある。

柳田久光店主
柳田久光店主

参加した子どもたちからは「コイがすごく引いた。あんな力があるとは思わなかった」「ウキがスーッと沈んで釣れた時がうれしかった」などと楽しそうだった。

室内のため、「酷暑日」になりそうな暑さも雷雨も関係ない。こんな「安・近・短」(安くて近くて短い時間で楽しめる)のお手軽なレジャーがあってもいい。

コイが釣れて思わずニッコリ
コイが釣れて思わずニッコリ
コイが釣れて思わずニッコリ
コイが釣れて思わずニッコリ
コイが釣れて思わずニッコリ
コイが釣れて思わずニッコリ

元銭湯のレトロな外観が特徴の「旗の台つりぼり店」
元銭湯のレトロな外観が特徴の「旗の台つりぼり店」

▼釣り堀 旗の台つりぼり店【電話】03・6426・9271。http://www.yanagidakoumuten.com/

▼交通 東急大井町線荏原町駅、同池上線旗の台駅からそれぞれ徒歩約6分

▼入場料 貸しザオと餌付きで1時間あたり中学生以上1200円、小学生以下900円、付き添いの保護者は300円

▼営業 土・日・祝日の午前10時~午後6時。平日は休み