★認知症に負けない生き方
若年性認知症と診断されて10年。病気に負けないで、1人暮らしを続けている友人がいます。彼は認知症を隠していません。どんどん外へ出て、できないことは、人に応援を頼むようにしています。
彼はアイフォーンとパソコンを利用して、薬の飲み忘れ等を予防しています。外出するときも、降りる駅の前にアイフォーンのアラームがなるように設定しています。
★閉じこもってはダメ
毎日出歩いて、好奇心を持ち続けることが、若年性認知症を進行させない大きな要因になっているように思います。
この友人は、実名でブログを公表しています。彼が毎日どんなことを考え、どんな風に過ごしているのか、見ることができます。
さらに彼はときどき、友人たちにメールを送ります。先日も彼からこんなメールが送られてきました。タイトルは「満ち足りた生活を送るには」。
★認知症患者にも満ち足りた生活がある
(1)ない物ねだりはしない
(2)小さな目標を立てて達成感にひたる
(3)好きなこと、楽しいことを見つけて、実行する
病気が彼の脳細胞の働きを低下させはしましたが、それは「まだら状」で、良好な脳細胞は、好奇心を持ったり、前向きに生きることによって、維持できているのです。
道に迷って家に帰れなくなることもありますが、そんなときはSOSカードを取り出し、人に助けを求めます。カードには、彼の住所と、彼がアルツハイマー病であること等が書かれていて、大抵の人が、家に帰る手助けしてくれるといいます。
彼の言葉には、ぼくたちが生きるヒントがあるように感じました。