自分でできる「LOH症候群(男性更年期障害)」の対応策として「運動」「食事」は重要。加えて「ストレス解消法」の実践も重要です。
男性ホルモンの代表「テストステロン」とは、実は“ほめられるとアップするホルモン”なのです。会社から落ち込んでご主人が帰宅したら、妻のあなたはどうしますか。そのような時、夕食をとりながら話を聞いてあげましょう。また、普段からわずかなことでも「立派ねー」「素晴らしいねー」「良かったねー」と、ほめてあげるのです。それだけで、ストレスは軽減し、テストステロンはアップします。テストステロンが減少しないためには家族の協力が重要です。
また、テストステロンは“やったことのないことにチャレンジするとアップするホルモン”です。毎日同じ生活をしているのではなく、時には温泉に行って楽しむのも日常生活を変化させるチャレンジです。このチャレンジでは、夢中になれる趣味を持つことも効果的です。
私の患者さんで、元設計士で今は会社役員の方がいます。「夢中になれる趣味がない」と言っていましたが、よく伺うと「昔は模型作りが好きでした」と教えてくれました。「模型作り、それです。それをやったらいいですよ」と私は強く勧めました。その方は模型作りを再開し、後に「あれを再開してストレスをためることがなくなりました」と言ってくださいました。
また、男性更年期障害の方の中で多いのは、交友関係をあまり持っていない人です。「交友関係をもう1度掘り起こして」とアドバイスします。すると、実際に昔の友人と会った話をしてくださいました。ワクワクすることを実践すると、ストレス解消になり、テストステロンはアップします。(医学ジャーナリスト 松井宏夫)

