<とっておきメモ>

 節目の日には、イチローがいた。ダルビッシュがメジャーに挑戦して1年目の12年、初勝利を挙げた相手は、マリナーズだった。ただ、内容は5回2/3を投げ8安打5失点。イチローに3安打目を浴びて降板する“KO勝利”だった。そんなメジャー初登板で実現した初対決が「イチロー=マリナーズ」という強烈な印象として、刻まれているのかもしれない。マ軍復帰のニュースを聞いて、「イチローさんにもメールしました」と即連絡したように、ダルビッシュにとっても待ちこがれた吉報だった。

 直近の直接対決は昨年7月26日。日米を通じて初の10失点を喫し、3年ぶりの対決となったイチローにも二塁打を浴びた。結果的にこの試合が、ドジャースへの電撃トレード移籍が発表される前「レンジャーズ・ダルビッシュ」としてのラスト登板になった。この日も、“節目”だった。【斎藤庸裕】