大経大が龍谷大に先勝した。

今秋ドラフト候補の常深颯大投手(4年=明石商)が先発し、6回2/3を投げ5安打7奪三振1失点で勝利に貢献。足がつるアクシデントもあったが、NPB12球団総勢29人のスカウト陣が集結する中、安定した投球をみせた。「球速が出ない中で、変化球で打ち取りながらたまにまっすぐ押せた。技巧派って感じの配球ができたのでそれはすごく良かった」と振り返った。

初回先頭に中前打を浴びその後味方失策で三塁まで進まれるも、後続を打ち取り切り抜ける。2回は連続奪三振など3者凡退。しかし3回の投球練習時に左足のふくらはぎがつるアクシデントが起こった。それでも足を伸ばす処置のみで続投。直球主体で押していたところを変化球で打ち取るなど配球を変えうまくコントールした。6回に2死から連打と四球で満塁となり、続く打者に際どい死球判定の押し出しで1点を失うもこの回まで投げきった。

ロッテ三家スカウトは「フォームでテイクバックが小さくてボールがなかなか見えないから、思ってるより(バッターが)差し込まれる感じはあるんじゃないか。器用に全部コントロールできるところと、球速表示に現れない部分が多分一番武器」とこの日最速はスカウトガンで143キロも、変化球をうまく織り交ぜて球速以上のスピードを感じさせると評価した。

先日プロ志望届も提出した常深だが、ラストシーズンとなる秋のリーグ戦へ向けて「プロを意識する場面もあるんですけど、やっぱりチームが勝てばおのずと結果が付いてきてるってことなので、とりあえずチームの勝利だけをいまは考えてますね」とチームのために腕を振る。