阪神村上頌樹投手(28)が中5日登板でエースの底力を見せた。7回119球を投げ、5安打無失点。救援陣が逆転を許して11勝目こそ逃したが「うまく(捕手の坂本)誠志郎さんが引き出してくれたと思います」と制球力は抜群だった。

まず初回の山場を切り抜けた。1死一、二塁。ここで4番エンカーナシオンを外角低め直球でバットに空を切らせた。2回以降も三塁を踏ませない快投。防御率1・85はトップをキープし、2位につける同僚の高橋との差を0・12に広げた。23年以来2度目の最優秀防御率獲得に大きく前進だ。

6回終了時点で99球。降板も考えられたが「どうなのかなっていう感じで、まだ投げさせてもらえるっていうことだった。しっかり0で帰ってこようと思って投げました」。2死一塁で度会を捕邪飛に仕留め、エースの役割を全う。マウンド上でほえた。

藤川球児監督(46)も開口一番に「村上は十分でしたね」とうなずいた。連勝は「4」でストップしたが、巨人も敗れて優勝マジック5。村上は再び中5日で10月1日、甲子園で行われる巨人との直接対決に先発する可能性がある。頂上決戦を任せられるにふさわしい119球だった。【只松憲】

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