救世主誕生で、日本ハムが逆転2位へ踏みとどまった。

先発予定だった加藤貴がインフルエンザA型に感染し、急きょ中継ぎ要員の福島蓮投手(23)が先発マウンドへ。その福島が、5回1安打無失点に無四球と完璧な投球で、6月28日西武戦(ベルーナドーム)以来の先発勝利。「楽しかったですね~」と、ニッコリ。「だいぶまぐれが続いたと思ったのですが、なんとか5回まで投げられたことが良かった」。プロ5年目でキャリアハイを更新する6勝目に、笑みが広がった。

60球をメドに降板の予定で、3イニングを想定していたが「ひそかに5回行きたいなと思っていた」。開幕当初は先発枠も、7月に中継ぎへ配置転換。1日に60球以上投げるのは久々だったが「意外と行けるということが判明しました」。先発投手としての意地がつまった62球だった。

打線は3-0の8回に、代打郡司裕也捕手(28)のグランドスラムで、とどめを刺した。

2位西武に再び0・5差とした。新庄剛志監督(54)は「福島君と郡司君にほれた」と投打のヒーローに感激。泣いても笑っても、残り1試合。今季ラストゲームを全力で取り、天命を待つ。【中島宙恵】