次代の大砲候補が97年以来29年ぶりの“頂点”を目指す。日本ハムのドラフト2位ルーキー、エドポロ・ケイン外野手(23)が29日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で練習した。
ファーム・リーグ東地区17発の本塁打王は、まずはソフトバンクと当たる3日開幕のファーム日本選手権(静岡・しずてつスタジアム草薙)へ「どんどん良くなっている。引き続きやっていきたい」と意気込んだ。
想定外の成長曲線を描いている。「担当の熊崎スカウト(現中日)には『絶対打てないから』と言われていたので、ここまでホームランを打てるとは。打てないつもりで入ってきたので、逆に気持ちが引き締まったのかも」。3月29日巨人戦(鎌ケ谷)で1号を放つと、同31日西武戦(カーミニークフィールド)で2戦連発。6月2日中日戦(鎌ケ谷)で早々と、2ケタに到達した。
8月27日オイシックス戦での17号を最後に鳴りを潜めたのには理由がある。「最後の方は、自分の中で打率も上げたいと思ってやっていた。7、8月からやっていたのですが、なかなかできなくて。9月でちょっとずつできるようになった。いい打席が増えてきたと自分的には思います」。パンチ力に確実性を加えた新たなエドポロ像を、静岡で披露する。
ファーム日本選手権での活躍は、10日から始まる1軍CSへのアピールにもなる。5月に1軍昇格した際は、力みもあり10打数無安打と壁にぶつかった。そこで学んだのは「普通にやること。自分がやってきたことを、どの場所、どの舞台でも変えることなくやるだけ」。地に足を着け、謙虚に自らを磨きながら、チャンスをつかむ。【永野高輔】



