ソフトバンクが4番栗原陵矢内野手(30)の40本塁打など4発のアーチ攻勢で楽天に完勝。今季4度目の6連勝を飾り、CSファイナルで2勝アドバンテージとなる2位に10ゲーム差以上のゴールを確定させた。

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栗原がキャリア初の40号を決めた。139試合目で大台に到達。今季のベスト本塁打を問われると、即答で挙げたのは“あの1発”だった。

「開幕戦の1本じゃないですか」

振り返った一打は3月27日の開幕戦。2回1死一塁で日本ハム伊藤の外角低め直球を振り抜き、本拠地の左中間ホームランテラス席へ運んだ。「打撃練習では(左中間へ)飛ばせることはありましたけど、ゲームではなかったので。それがしっかり形として出た」。26年シーズン初打席で飛び出した逆方向へ進化を示すアーチだ。手応えをつかむとともに、気持ち的な余裕も生まれていた。

「不安があった中、少しホッとはしました」

崖っぷちに近いスタートでもあった。オープン戦17試合の出場で打率2割1分7厘、0本塁打、2打点と低迷。不調に苦しみ、開幕スタメン落ちも検討されていたほどだった。それだけに「1打席目に1本が出た。あの1本が開幕戦で出ていなかったらここまで順調にこれなかったかもしれないです」。プロ12年目のターニングポイントを占う1本だった。

両リーグトップの本塁打数を積み上げるも「ホームランバッターじゃないので。結果だけであって、別に狙って打つこともない」。スラッガーを象徴する節目の数字も、選手会長に慢心は一切ない。【佐藤究】

▽ソフトバンク近藤(初回の先制31号2ランに)「打ったのはスライダー。とにかく自分のスイングをすることに集中した。完璧に捉えてホームランにすることができてよかった」

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