西武は5日、シーズン2位を確定させ、6日に143試合目を戦う。一方で2軍はひと足先にファーム・リーグの全日程を終了済みで、こちらも中地区で3位ながら貯金18をマークした。

22試合が雨天中止となり、選手運用の難しさもある。そんな中での貯金18に小関竜也ファーム監督(50)は「選手の育成もあるし、1軍へ準備する選手もいる。そのバランスは難しいけれど、ゲームに勝つことはみんなで目指してやる中、これだけ貯金ができたのは皆が精いっぱいプレーした結果です」とたたえた。

横田蒼和内野手(18=山村学園)は高卒ルーキーとしては球界史上4人目のファーム首位打者に輝いた。しかもファーム14球団の最高打率で、唯一の打率3割台だった。CS登録メンバーとの関係上、今季中の1軍昇格は見送られたものの、将来の中軸候補として順調すぎるスタートだ。

仲三優太外野手(23)も14球団最多の20本塁打でタイトルを手にした。打点王は最後の最後まで逃したものの、同じく最高出塁率を寸前で逃した村田怜音内野手(25)とともに2軍の中軸を張った。スラッガー育成は西武の課題の1つでもある。来季こそは“脱2軍”と行けるか。

その3人に次ぐ326打席に立ったのがドラフト3位ルーキーの秋山俊外野手(23=中京大)だ。3人ほどの抜けた成績はなかったものの、ここからが勝負。「売り」を見つけていく秋になりそうだ。同6位ルーキーの川田悠慎外野手(24=四国銀行)は2軍ながら26盗塁。1軍戦力にはなれないプロ1年目だったが、確かな個性は示した。

投手では左腕の杉山遥希投手(21)が11勝でリーグ最多勝に輝いた。唯一の1軍登板では敗戦投手にはなったものの、1年前から成長した姿は見せた。ベテランの森脇亮介投手(34)はファーム23試合で防御率0・79という好成績を経て、6月末に支配下復帰した。1軍でも24試合に投げるなど、奮闘の1年になった。【金子真仁】