ロッテは11日、西岡剛1軍チーフ打撃コーチ兼走塁コーチより退団の申し入れがあり、話し合いを行い、受理したと発表した。

コメントは以下の通り。

「この度、私、西岡剛は2026年シーズンをもって、千葉ロッテマリーンズを退団することになりました。まずは、球団関係者の皆様、そして一年間応援してくださったマリーンズファンの皆様に、心から感謝を申し上げます。一年という時間ではありましたが、私にとっては本当に濃く、たくさんの経験をさせてもらった一年でした。私は現役時代から、ロッテ一筋という野球人生ではありませんでした。千葉ロッテマリーンズ、メジャーリーグ、阪神タイガース、独立リーグ、そして解説者、監督、コーチ。これまで、常に環境を変えながら、たくさんの人と出会い、たくさんの野球を経験してきました。私自身、人生のテーマとして大切にしていることがあります。それは、『経験値を上げ続けること』です。高校を卒業してから今日まで、野球を通じて本当にたくさんの経験をさせてもらいました。成功したこともあれば、失敗したこともあります。うれしかったこともあれば、悔しかったこともあります。でも、その一つ一つが今の西岡剛を作ってくれています。だから私は、これからも新しい環境に飛び込み、自分自身をアップデートしていきたいと思っています。今回の退団も、私にとっては終わりではありません。西岡剛は、もう一度、経験値を上げる旅に出ます。そして、ここで一つ、はっきりと皆さんにお伝えしておきたいことがあります。私にとって千葉ロッテマリーンズは、これから先も特別な球団です。現役時代、私をプロ野球選手として育ててくれた球団です。メジャーリーグへ挑戦するときにも、私の背中を押してくれました。そして阪神タイガースに入団する時もセ・リーグの野球を経験したい。そして人気球団の大変さ、すごさを経験したいとお伝えした時も私の意見を尊重していただきました。そして2010年、メジャーへ挑戦する前に、球団の方に私は一つの目標を伝えました。『いつか、自分を育ててもらった千葉ロッテマリーンズを、強いチームに育てる側の人間になりたい』。その時、球団の方からいただいた言葉があります。『選手としてのスタートも千葉ロッテ。指導者としてのスタートも、千葉ロッテのユニホームを着なさい』。その言葉を、私はずっと覚えています。そして2026年、実際に千葉ロッテマリーンズのユニホームを着て、指導者としてのスタートを切ることができました。新人コーチとして、今年のテーマは目立たない、選手が野球に集中できる環境作り、選手が悩んだ時に寄り添える存在になろうと思いユニホームを着ました。実際には選手たちから学ばせてもらうことの方がたくさんありました。『俺、また経験値が上がったな』。そう思える瞬間が、本当にたくさんありました。だからこそ、私はこれからも外の世界を見たいと思っています。色々な野球を知り、色々な人と出会い、色々な経験を積んで、それをいつか必ず自分を育ててくれた千葉ロッテマリーンズに還元したい。それが、私の野球人生の一つの目標です。ロッテファンの皆さんには、もしかすると『またロッテを離れるのか』と思われる方もいるかも知れません。でも、私はロッテから離れるつもりはありません。一度ロッテに育ててもらった人間として、いつか必ずロッテに恩返しをしたい。そのために、今はもう少しだけ、自分の経験値を上げる旅に出てきます。いつも私の考えを信じて尊重してくれる球団には感謝しかありません。球団関係者の皆様、選手の皆さん、そしてマリーンズファンの皆さん。2026年、本当にありがとうございました。また必ず、どこかでお会いしましょう。そしてその時には、今より成長した西岡剛を見せられるように。西岡剛、もう少しだけ経験値を上げる旅に行ってきます。また会いましょう」。