ポストシーズンも「恐怖の1番」で打線を牽引(けんいん)する。

ソフトバンク正木智也外野手(26)が11日、本拠地みずほペイペイドームで行われたライブBP(実戦形式の打撃練習)で育成左腕の長水から豪快な右翼フェンス直撃の二塁打。直球を逆方向へ力強くはじき返した。「よかったですね。まっすぐをしっかり合わせるということでやっていたので。ワンスイングで捉えられたのはよかった」。14日からのCSファイナルでも先発1番での出場が濃厚。「緊張はするかもしれないけれど、やることは一緒。自分の力以上を出そうとせず、しっかりとやっていきたい」と力を込めた。

シーズン最終4試合は16打数1安打、打率6分3厘。同3試合はノーヒットに終わったものの、この日の快音に気持ちは高ぶった。今季、28本塁打を放ち長打力が大きな武器のリードオフマン。「ホームランは狙って打てるものではないけど、打ったら盛り上がる。打てたら最高。1番打者として盛り上げたい」と、シーズン7本塁打で球団記録を塗り替えた先頭打者弾にも意欲をみせた。

昨年は左肩脱臼の影響で長期離脱。CS直前に実戦復帰した。日本ハムとのCSファイナルは3試合に出場したが9打数1安打、本塁打は0。今季、急成長を見せた右の長距離砲はポストシーズンでのさらなる活躍を誓っている。

小久保裕紀監督(55)もリードオフマン正木の活躍に期待を寄せる。「(シーズンの)最後はあまりよくなかったんですけど、練習でだいぶよくなってきていますよ」。12球団最多の707得点をたたき出した強力打線を、正木が文字通り牽引する。【佐竹英治】

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