日本ハム先発の達孝太投手(22)が、ファイナル進出へ望みをつなぐ1勝を呼び込んだ。再三のピンチを招いたが、6回89球を投げ、3安打7三振無失点の好投。自身初のCS勝利をつかんだ。12日の3戦目で勝てば、3年連続のファイナルステージ進出となる。
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負ければ終わりの大一番でも、達は自然体だった。「ボス(新庄監督)から試合前に『楽しんだらいいよ』と言われたので、普通に楽しんで投げていました。レギュラーシーズンでなかなか勝てなかったので(評価を)3勝分ぐらいプラスしてほしいですね」と、ちゃっかりおねだりした。
ピンチを背負ってもひるまなかった。1点先制直後の5回無死一、二塁のピンチでは「割り切って、同点オッケーぐらいの気持ちで投げていたんで良かったです」。6回にも2死一、二塁のピンチを招いたが清宮幸の横っ跳びキャッチに救われた。自身の投球だけでなく「今日は守備に助けられたなと思います」と感謝した。
短期決戦に向けた心構えは、できていた。CSでは昨季2試合に登板し未勝利も、計11回2/3を投げ自責1と好投。その経験から「バッターがチームバッティングをしてくる。徹底してフォークを振らないなとか。そういうことをしてくれるので、傾向は見えやすい」と打線全体の狙いを読む意識を持っていた。
西武ベンチにも目を向けていた。5回に相手が集合をかけているのをマウンドからチラ見。「なんか、なんもしてないかもしれないですけど、あれやめてほしいですね(笑い)」。冗談交じりにこぼしたが、動じることはなかった。「CSで打たれてるイメージはあんまりなかった。いいイメージのまま今日も投げてました」。勝てなかった昨季の体験を糧に、淡々と西武打線を封じ込めた。【永野高輔】



