日本ハムの“モイネロキラー”山県秀内野手(24)が、ファイナルステージでも輝きを放つ。12日のファーストステージ第3戦は、7回1死三塁の場面で“偽装スクイズもどき”がハマり、相手の暴投から、三塁走者水野が追加点のホームを踏んだ。3位からの“下克上ロード”第2章初戦へ山県は「出せていただいたら、自分のできることをしっかりやりたい」と、気を引き締めた。

14日先発のソフトバンク・モイネロとは好相性だ。昨季が11打数4安打。プロ初の1試合2本塁打を放った相手もモイネロだった。今季もチームとしての打率が1割5分5厘と攻めあぐねる中、山県個人は7打数2安打の2割8分6厘。「本当はずっと打って全球団から打って試合に出なきゃいけないと思うんで…」。目指すのは特定投手相手の“キラー”にとどまらないこと。それでも、チームが苦戦する相手を山県が攻略できれば、大きな突破口になる。

10日のファーストステージ初戦はスタメン出場も、2度の得点機で凡退。2戦目はスタメンから外れ「短期決戦は切り替えが大事だと。まだまだ未熟なんだなというのを思い知らされました」。悔しい思いをバネにして3戦目で今CS初安打を放ち、得点にも絡んだ。「CSはロースコアの展開が続く。いっぱい打つことは難しいので、どこで1本出せるか」。昨季もファイナル初戦で1発かっ飛ばした54番が、勝機を引き寄せる。【永野高輔】