関学大が3回戦に臨むも12回死闘の末、近大に引き分け勝ち点は持ち越しとなった。
今秋ドラフト候補のエース飯田泰成投手(4年=春日)が11日の1回戦に続いて先発。12回160球を投げ7安打12奪三振2失点。四球もわずか2つで「1人で投げきる思いだったんですけど、まさか延長12回まで行くとは思ってなかったので。中1日でこれだけ投げられたのは良かった」とやりきった。
112球を投げ1失点完投した試合から中1日での登板で、さすがに「正直かなり疲労も来てた」と、初回先頭打者に普段はしないような失策で出塁を許した。思うように腕がついてこず「あ、今日しんどいかな」。結局そこは併殺、三振で切り抜けるも、2点を先制してもらった直後の2回。先頭に遊撃への内野安打を浴びると2失策も絡み、すぐさま同点に追いつかれた。だがその後は、中盤に走者を背負いながらも「後半にかけてどんどん体も逆に動いてきた」と要所を締め次の1点は許さず。9回2死一、二塁でサヨナラ負けのピンチも最後は三振に切ると、延長戦に突入した。
1回戦でも112球を投げ1失点完投。疲れはあるはずだが、10回以降も球威は衰えなかった。「ピンチ以外は抜いて、ピンチだけギア上げて。良いバランスで投げられた」。10回先頭に安打を許すも、1死二塁から147キロの直球で空振り三振、次の打者も変化球で空振りを誘い2者連続三振に仕留めた。だが、味方打線も8回から登板している今秋ドラフト上位候補の近大・宮原廉投手(4年=崇徳)の前に本塁が遠い。延長でも両チーム無得点のまま12回裏へ。宮原との投げ合いに「彼もリズム良く投げていたのですごく楽しかった」と最後は見逃し三振で締めて引き分けた。
勝ちはつかなかったが、今回の中1日先発は、過去の自分から一回り大きくなったことを実感した。昨春の近大との試合でも1試合で200球超えの球数を投げ、2-2の延長12回まで突入した試合があった。だがその際は12回に犠飛を浴び敗北。その場面を回顧し「今日は最後抑えきれたのでそこは成長かなと思います」と笑顔をみせた。
関学大はこの試合に勝利し、勝ち点を獲得すれば逆転優勝に大きく近づいたが、21日に再び試合がおこなわれることになった。22日のドラフト会議前日で、直前まで優勝争いがもつれる。
また、この日はNPB4球団のスカウトが視察。気迫の投球を見せる飯田らに熱視線を送っていた。



