阪神が3連敗を食らった。1勝3敗(アドバンテージ1勝)でまたたく間に王手をかけられた。
史上初のポストシーズン3戦連続の0封負け。球団初のセ・リーグ連覇に歓喜したあの日からまだ2週間足らず。王者の威光はどこに消えてしまったのか。
試合後。選手、コーチ、、スタッフはいつものように速やかにクラブハウスに引き揚げた。
だが2人だけが球場のベンチ裏から出てこなかった。坂本誠志郎捕手(32)と中野拓夢内野手(30)。チームの主将と副主将が、2人きりで膝を突き合わせていた。
ユニホーム姿のまま一緒に出てきたのはゲームセットの20分後だった。
もう1敗もできない。そう聞かれた坂本は、話の中身については触れなかった。ただ表情を引き締めて「勝つしかないです。それしかない。それ以外のことはどうでもいいです。勝ちゃあいいんじゃないですか」と語った。



