3連覇、悲願の日本一へ「ポテンシャル爆発」指令だ。阪神藤川球児監督(46)が18日、大阪市内の阪神電鉄本社で秦雅夫オーナー(69)にシーズン終了の報告を行った。就任2年目の今季は、前日17日にCSファイナルステージで敗退も、2リーグ制後球団初のリーグ連覇を達成。3年目の来季へ向けて、選手たちに大きな成長を課しながら、チームを1度壊して、さらに強い集団を作り上げることを誓った。

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藤川監督の主な一問一答は以下の通り。

-オーナー報告はどんな雰囲気で進んだか

もちろん、昨日ゲームに敗れて、CSファイナルステージで敗れたことが頭の中でいっぱいでしたけれども、ほんの1週間から10日前に、リーグ優勝をなんとか決めて1週間で物事が激動のように動いたというところでは、私自身も家に帰り何をかみしめていいものかと考え直しました。ですけれど、一晩明けて今日の朝を迎えてみると、やっぱりスッキリした気持ちもどこかにありました。理由はリーグ優勝でファンの方、それから選手、フロントの皆さんと一緒になって、もう必死に、必死に毎日を過ごして勝ち切れた。やっぱりこの思いの方が、自分の中で監督として預かったチームに対する誇りの方が強かったんで「よし、満足しよう」と。やっぱりここが一番気持ちとしては大きく残りました。

-藤川監督からオーナーに伝えたことは

オーナーと話す中で選手の故障、それから選手の疲労、そういったところに対してさらに球団と現場が一体になって、選手のケア、そしてバックアップ、いろんな角度から球団をもう一度見つめ直して、この状況からさらに高みを目指す組織にしようと。常にオーナーは前を向いているお言葉をくださいまして、こちらが下を向きそうなときは常に上を向かせてくれる。本当にありがたい言葉ばかりで、よし、やってやろうというところで、総じて日本一の組織を作ろうというところであります。

-投打のMVP

活躍で言えば、タイトルホルダーがたくさん生まれました。タイトルホルダーがもちろんMVPなんですけど、リーグ優勝を勝ち取るためには三冠王がいても勝てないと思います。最多勝がいても5位になることもあります。ということは、シーズン中に1勝しかできなくても、その1勝は尊いと思う。今シーズンは西(勇輝)が引退することになりましたけど、西は非常に大事なところで勝ってくれました。優勝するためには全選手が必要になる。そう言われると縁の下の力持ちをしてくれる皆さんが一番大事で、その方たちがいないと優勝はできない。本当のMVPはそういう選手、スタッフになると思います。今日に限っては、普段支えている、目に見えないところで頑張っている全ての選手たちがMVPだと思います。

-チームが勝つための課題

最後まで体力とか気力とか全てのものを温存させるためには、もちろんそのために2月のキャンプがあるんですけど、国際大会もあったりするので、どうしてもその分、先に始動すると、あれだけ長いと難しくなるんですよ。選手のメンタリティーとか。そういう意味で試合だけにしたり、練習なしにしたりというアクセントも必要になるんですけど、そういう意味では、若手とか主軸とか中堅層とか支える側とか、このミックスのパワーをもっと生かさなければいけない。あと、新戦力というのは非常に大きいのかなという気はしますね。全部複合だと思います。

-どんな来季にしたいか

たくさんの選手を起用したので、選手の中にはもっとできたという選手が実は結構いるんじゃないかな。私自身ももっと根気強く起用できていればっていうこともあります。社長がおっしゃられた通り、補強はあれど切磋琢磨(せっさたくま)してそのレベルを引き上げて、いきなり能力開花する選手、私は逃さないつもりです。ですから、爆発する。そのチャンスをつかむ。年齢は関係ない。いいものは誰にでもすぐ分かる。この言葉を残して春を待ちたいなと思います。