後ろから見ていた球を、今度は打席から。巨人浅野翔吾外野手(21)が20日、川崎市・ジャイアンツ球場で練習し、同級生との再会に思いをはせた。22日のドラフト会議で上位指名候補に挙がる慶大・渡辺和大投手(4年)は、高松商時代のチームメート。「一緒のチームになれたらうれしいですし、対戦してみたい気持ちもある。どうなるか分からないですけど、楽しみに待っていたい」。同じユニホームを着るか、打席で向き合うか。指名の行方を心待ちにした。

左腕の頼もしさを中堅から見てきた。22年夏の甲子園。浅野は主将として中堅を守り、渡辺がエースとしてマウンドに立った。3回戦の九州国際大付戦では、渡辺が1失点で無四球完投。浅野も初回に内野安打と二盗で好機をつくり、先制のホームを踏んだ。投打で引っ張り、高松商を52年ぶりの8強に導いた。「真っ直ぐもいいですし、同じ腕の振りで変化球もしっかり投げてくる」。バックで見てきたからこそ、手強さも知っている。

一足先に飛び込んだプロの世界では、もがく日々が続く。4年目の今季は1軍9試合の出場にとどまり、打率1割8分5厘、1本塁打。8月に右膝の手術を受け、現在はリハビリに取り組む。復帰時期は未定だが「不安もありましたけど、徐々に良くなっている」と回復を実感する。

同級生を迎える来季は、自身にとっても勝負の年。「もう5年目になる。結果を残さないと危ないと思う。ライバルとしてお互い高め合いながら頑張っていきたい」。1軍の舞台で再会するために、足元を固めていく。