8選手による、IJシングル次期王者決定トーナメントが行われ、1回戦でHUB(42)がTORU(30)に勝利し、準決勝に進出した。

HUBにとって「ずっとトラウマだった」という相手との一戦に勝利後は涙がこみ上げた。床に大の字に倒れたTORUに近寄り「ありがとう」と声をかけた。2年前、VKFプロレスのタイトルマッチで挑戦した際に試合中に失神。半年後にはデビュー20周年を控えた時だっただけに「その時のことが頭からなかなか消えなかった」。このトーナメントに参加を決めた時はTORUが出ることも知らなかった。「当たりたくない気持ちもあったが、まさかの1回戦で驚いた」と振り返った。

序盤は相手の足をロープに絡めて絞り「TORUどうした、オラ!」などと罵倒しながら、踏みつけた。エルボー合戦も制し「とにかく勝ちたい思いで必死だった」と攻め続けた。持ち味のマスクにつながっている長い尻尾での殴打攻撃も豪快にさく裂させた。尻尾は柔らかい綿をビニールで包んだものだが「汗で濡れるとアザができたり、皮膚が剥がれることもある」と言うほど強力な武器に“変身”するという。

因縁の相手から勝利し、大きな1歩を踏み出した。「この1戦で負の感情は精算した。必ず優勝して、ベルトを取って、TORUを初防衛の相手にする」と王者に輝いてからの再戦を誓った。