プロボクシングWBC世界バンタム級王者中谷潤人(26=M・T)が“ジャブ”を軽くいなした。

14日に同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(30=タイ)と2度目の防衛戦(東京・有明アリーナ)を控えた11日、都内のホテルで会見に臨んだ。

会見中盤、左隣に座る相手から「お目にかかれてうれしい。ドキドキしている。ハンサムだと思った」とまさかの告白。笑いながら、両手を合わせて感謝のポーズで返した。「ほほ笑みの国の選手なので。ほほ笑み多めで」。相手の母国にちなんだ交流をする余裕を見せた。

サウスポーとの対戦は19年6月のフィリッピ・ルイス・クエルド(フィリピン)戦以来、約5年4カ月ぶり。「たくさんサウスポーの練習をしてきた」と対策はばっちり。8月22日に渡米し、約1カ月間の合宿で計160ラウンドのスパーリングを消化してきた。「サウスポー相手にも強い中谷潤人を見せたい」と自信をのぞかせた。

相手は戦績76勝(53KO)1敗を誇る。唯一の黒星は、18年12月30日に現WBA世界同級王者井上拓真(28=大橋)にWBC世界同級暫定王座決定戦での判定負けしたもの。

その井上から「一番戦いたいのは中谷選手」と指名されたが、「まずはペッチに勝つことに集中している」と過剰に意識はしない。目指す統一戦へ「流れもあると思う。なんとも言えない」と前置きしつつ、「まずはお互い目の前の試合をしっかりやって、形としてそうなればいいな」と対戦を熱望した。【飯岡大暉】