大関安青錦(22=安治川)が、横綱大の里(26=二所ノ関)との相星決戦に敗れ、2場所連続4度目の優勝を逃した。3連敗後の連勝は8で止まり、11勝4敗。12日目終了時にあった2差を埋めたが、最後の一番で届かなかった。

狙った左前まわしを、大の里の伸ばした腕に阻まれた。続けて突っ張られ、体を起こされると、そのまま土俵際へ。「横綱の流れになってしまった」と振り返り、「いい相撲、悪い相撲もあった。まだまだだなという感想ですね」と15日間を総括した。

それでも、万全ではない左足で最後まで賜杯(しはい)を争った。名古屋場所後の検査では、親指の付け根2カ所と足首内側の計3カ所の骨折が判明。場所前は関取衆と相撲を取れなかった。師匠の安治川親方(元関脇安美錦)も結びを前に「結果はどうあれ待っていますよ、けがなく帰って来ることを待っています」と話していた。

足の状態を問われた安青錦は「あんまりそういうことを気にせず、ここまでできて良かったです」。大関復帰の場所で優勝まであと1勝に迫り、「もちろん優勝したかったですけど、こういう経験を来場所に生かして頑張りたいです」と受け止めた。

ただ、来場所の綱とりには厳しい見方が示された。審判部長の浅香山親方(元大関魁皇)は「11番というところではなかなか厳しいでしょうね」と説明。「いくら(優勝に)準ずるとはいえ、内容も成績もしっかり見ないといけない」と話した。

本人は綱とりへの意識を「全くなかったです」とし、「自分はこれからだと思っているので、またさらに強くなっていきたいです」。九州場所では、今度こそ優勝をつかみにいく。

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