地元の皿屋豊は、1予は谷内健太との連結を外して勝ち上がれなかったが、その後連勝。3日目の特選8Rは地元富山のG2共同通信社杯を惨敗で終えた村田祐樹とワンツー決め、ホッとした表情を浮かべた。初日を振り返って「番手の役割をしっかりこなせる選手にならないと…」と自分の課題を冷静に分析していた。しかし、ラインワンツーながら、3連単は1万620円。ファンの信頼を得るのはこれからだ。
準決10Rの谷口遼平、11Rの松井宏佑は本線にやりたいレースをさせてしまったことが敗因だ。11Rで逃げた新山響平は、連日先行しているにも関わらず「日に日に体は軽くなっている」と息が上がることなく答え、底知れぬ力を感じた。ホームで松井をたたいた後も「流さなくても良かったかな。でも、スローボールを交えて走るタイプなんで」と貫禄さえ感じた。
その新山をとらえた阿部拓真も、上のクラスにすっかり慣れた印象だ。「練習でタイムが上がったとかいうのはないけれど、しっかり上位戦を見据えて練習できている」。これが差し足の安定感につながっている。「今年の全日本選抜で初めて新山の番手を回って、引きずり回されて鍛えられました。そのことを考えたら、今のレースになじんできた」ことが大きいようだ。
私も初めてS級に上がったとき、まるでジェットコースターに乗っているようなスピード感で驚いた。しかし、時間がたつと慣れ、そこから余裕が生まれた。決勝も新山の番手だ。新山の特徴も覚え、G3初優勝を狙う。(日刊スポーツ評論家)























