デビューシリーズ3日間を走り終えた新村穣(27=神奈川)が、「競輪事業が社会福祉の役に立っていることを多くの方に知っていただきたい」という思いから、賞金全額を静岡市の「新型コロナ感染症対策基金」に寄付した。

新村は現在ナショナルチームBに所属しており、これまで脇本雄太や深谷知広の背中を見てきた。地元の神奈川では郡司浩平という手本もいる。「有名な先輩方がこれまでされてきたように、僕も賞金でコロナで苦労されている方々の役に立ちたいと思いました」。

目録を受け取った静岡市公営競技事務所の石橋芳行所長は「新人選手のこうした申し出は初めてのケースで驚きました。同じ南関の選手なのでこれからは応援していきたい」と、新村の行動に感心しきりだった。