向かい風も何のその。吉田拡郎(42=岡山)が、コンマ11のスタートから的確に逃げ、7月鳴門に次ぐ今年2度目、通算56度目の優勝を飾った。差し粘った竹田和哉が2着、太田和美が3着に入った。

納得のレース内容だった。準優に続き、最終日もホーム向かい風が強めに吹いたが、スタートをしっかりと踏み込んだ。「放りたかったけど、竹田(和哉)を見ながら。いい壁になってくれました」と笑った。まるで他力のように振り返ったが、トップタイミング(コンマ10)の竹田に対し、自らも微差の2番手。そこから太田の攻め、竹田の差しをきっちりと封じた。「いいターンができました」と勝利をかみしめた。3度目の優勝になった戸田の印象も「最近あまり良くなかったけど、また好きになりました」と付け加えた。

今年は序盤の苦戦が響き、賞金ランクはまだ49位(優勝戦終了時点)。5月以降に盛り返しつつあるが、本調子には及ばない。「ここからペースを上げて行きましょう」。次走は8月27日からのSG丸亀メモリアル。14年オーシャンカップでSG初優勝を飾った思い出深い地へ、いい弾みをつけた。