福部真子(30=日本建設工業)が、今後の選手人生についてを言及した。

「今回のアジア大会で引退を考えていたので、自分の中の集大成としてしっかり走れたら結果もついてくる。レースの前にやってきたことを信じて、自分が今まで中学からしっかりやってきた勝負強さを最大限引き出して終わろうと思ってレースしたことが、あの今回の結果につながったのかなと思います」。

“ラストレース”のつもりで挑んだ。

ただ、「まだちょっと決断はしていない」と言う。

「自分が目指しているアジア記録に対してこの2年間、自分がそこに向かって進めていない事実を毎日のように突きつけられてきた」。

組織球性壊死性リンパ節炎(菊池病)と向き合った日々も振り返る。

「去年は夢中で、駆け抜けた1年だったんですけど、(アジア記録の)12秒44を出すための練習内容では、今自分がやれてるのは、12秒8台だったり7台が出せる範囲の練習しか積めてないところがあって」。

指導者らと話し合ってきた。「その中で『来年1年休養して、オリンピックに絞るやり方もあるんじゃないの』と言ってもらった。ちょっと自分の中で、今後は考えて。まだ決断はしてないんですけど、考えていきたい」と話した。

決勝は向かい風0・2メートルの条件下、12秒74で金メダルを獲得した。日本勢の優勝は44年ぶり2人目となった。

序盤から先頭に立った。中盤以降、中島ひとみ(31=長谷川体育施設)がスピードを上げて迫ったが、福部もリズムを崩さず、最後まで先頭を譲らなかった。

「スタートラインに立つまで、無理かなって思う期間がすごく長くて。一時はちょっと諦めかけた」と涙ながらに振り返った。それでも「自信を持ってスタートラインに立てた。その自信がレースに出て、金メダルという形で取れたことがすごくうれしい」と喜んだ。

福部は、過去に組織球性壊死性リンパ節炎(菊池病)と診断されたことをSNSで公表。高熱が続き、治療を経て練習を再開した際には、体重が3キロ減り、体調も万全ではないと明かしていた。

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