距離で、日本選手団最年少の17歳、川除(かわよけ)大輝がフリー20キロ立位9位でパラリンピックにデビューした。

 目標の8位入賞に1歩届かず「体力がある前半にスピードを上げられなかった。W杯と違って緊張しました」。先天的に両手足に人さし指、中指がない。ストックを待たずに両腕大きく振って滑り、161センチ、50キロの体に秘める持久力が持ち味だ。第一人者・新田佳浩の後継者とされるホープは「僕の滑りを世界に見てもらいたい」と次のレースに挑む。