06年トリノ五輪スノーボード代表でタレントの成田童夢(32)が16日、平昌(ピョンチャン)パラリンピックスノーボードバンクドスラローム男子下肢障害金メダルの弟、緑夢(24=近畿医療専門学校)を祝福した。

 現地観戦した童夢は、大きく「夢 Grim」と書かれた“緑夢Tシャツ”を着て応援。優勝が決まった瞬間、隣にいた母桂さんと抱き合って「五輪・パラリンピックと合わせて日本人初のスノーボード金メダリストが誕生した。いまだかつてない感動をもらった。最高のアスリートで最高の弟で誇りに思います」と喜んだ。3本の滑走では果敢に攻める姿を見て「勇気をもらった。諦めなければ報われる『希望』を体現し、終始順位が一番で『感動』を生み、自分がなし得ることが出来なかった『夢』を見せてくれた。本当に感無量です」と涙した。近くにいた会場の女性リポーターがコメントを求めると「We are so Happy!!」と大声で気持ちを表現した。

 別会場でのメダル授与式にも駆け付け「なんて良い笑顔なんだ…。もう涙で前が見えません」と、再び弟の雄姿に感極まっていた。