【宇都宮ブレックス〈36〉】竹内公輔が語る チャンピオンシップへの心構え 

竹内公輔選手(39)には「仕事人」という言葉が似合います。Bリーグチャンピオンシップ(CS)における、ブレックスの栄光と屈辱をすべて知る竹内選手に、今回のCSに臨む心構えを聞きました。また、東地区Vに大きく貢献したレギュラーシーズンについても振り返っていただきました。(インタビューは4月24日に行いました)

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【次回予定〈37〉小川敦也インタビュー 大学生プロの現在地(上)】

2月14日、天皇杯準決勝・千葉J戦で躍動する竹内選手

2月14日、天皇杯準決勝・千葉J戦で躍動する竹内選手

「どんな形であれ、上に」

――レギュラーシーズンとCSの違いをあらためて教えてください

竹内 CSは(2つ)負けたらシーズンが終わってしまいます。翌シーズン以降、全く同じメンバーで戦うのは、願っていても難しいです。1シーズンともに戦ってきたメンバーとのプレーが最後になってしまいます。

――どのシリーズでも初戦はとても重要だと思いますが、初戦に負けた後に2勝して逆転した例も過去4回あります

竹内 初戦に負けても先に行けるという気持ちは持っています。2連勝で終わらせるに越したことはないですが、どんな形であれ、上に行ければいいと思います。

――過去のCS敗退時に悔いを残したこと、悔やまれるシーンがあったら教えて下さい

竹内 クォーターファイナルで負けたことも、セミファイナルで負けたこともありますが、ファイナルで負けるのがメンタル的には辛いですね。3シーズン前のファイナルで千葉ジェッツに負けた時が一番、辛かったです。

――3シーズン前のCSではクォーター、セミファイナルとともに2連勝で勝ちあがって、チームとしても自信を持っていたのではないでしょうか

竹内 はい。千葉Jにはレギュラーシーズンでも3勝1敗としっかり勝ち越していましたから、行けると思っていました。簡単ではない、とも思っていましたけど。

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1988年入社。プロ野球を中心に取材し、東京時代の日本ハム、最後の横浜大洋(現DeNA)、長嶋巨人を担当。今年4月、20年ぶりに現場記者に戻り、野球に限らず幅広く取材中。